ジルサンダー サン メン【香水 フレグランス】

1968年に立ち上げられ、おもに1980年代から90年代にかけてステイタスを確立した「ジル・サンダー」。女性デザイナーのハイデマリー・イリーネ・ザンダーがドイツに立ち上げたもので、孤高でストイックなミニマル・モードを追求したハイデマリーは、「ミニマリズム・マスター」と称されました。現在はルーシー＆ルーク・メイヤーがクリエイティブ・ディレクターをつとめ、すばらしいコレクションを展開しております。こちらは、そんなジル・サンダーのフレグランス・ラインから、2002年に発売されたメンズ香水です。オリジナルは1989年に発売されたレディス香水の「サン」で、今回はそのメンズ・エディションとなっております。日本では非常にレアなアイテムとなっておりますので、お求めはお早めに。このサン・シリーズは名前が似たものが多いので、お気をつけくださいませ。香りは、ふんわりとしたシトラス・ムスキーの香調がベース。ソフトなトーンでしたしみやすい一品にしあがっております。カローン、ローズマリー、ベルガモットなどが、すっきりとした爽快なシトラス・ハーバルを香り立たせるトップから、ナツメグ、カルダモン、ムスク、プルメリアなどが、アーヴァンでライトなスパイシー・スウィートをただよわせるミドルへ。ラストはシダーウッドやアンバーなどが、おだやかなスウィートを香らせて、エレガントでいやみのないセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。調香は、デビッド・ベッカムの「インスティンクト」やダビドフの「エコー」なども手がけているベアトリス・ピケと、ポール・スミスの「ポール・スミス・マン」やヒューゴ・ボスの「ヒューゴ・ダークブルー」などでも知られるアラン・アストリの合作。プロデュースは「COTY」です。基本的にかろやかなムスキー・スウィートのトーンで、やわらかい甘さなので使い勝手がとてもいいと思います。シーズンを問わず、デイタイムでもイブニング・タイム以降でもお使いいただけるでしょう。ボトルやボックスも、ジル・サンダーらしいミニマルなデザイン。ボトル・デザインの第一人者のファビアン・バロンがデザインしております。