アンティークマルチーズレース フラワーボビン＆クロシェ編 シルク スクエアクロス

1860～1910年頃のヴィクトリア時代の 美しいアンティーク作品。 イタリア製なら"マルチーズレース" イギリス製なら ”ベドフォードシャー マルチーズレース”の スクエアドイリー、ハンカチーフです イタリアの南の海洋の諸島、 マルタ島原産の黄金色： 通常見られるイエローよりも淡いトーン。 優しく輝く、淡いセピアがかった 玉子色の絹糸を 数十本のマルタボビンを使い編み上げ 周囲を更に鈎針クロシェ編みでエジングした 総シルクの、一辺約32㎝の 美しいドレスアップハンカチーフです センターのシルクは一辺約13.5㎝ほど。 ふんわり軽く、 とろとろに滑らかで艶やかです 仄かな光沢を放つ絹のスクエア生地。 端を数層のエジングで丁寧に縢りながら 梯子レースからボビン編みの マルチーズレースがたおやかに拡がります。 絹糸で編み上げたフラワーモチーフと 四つ菱紋様が交互に並び 菱の中にクロス✙が見えます。 トリムに向かうクロシェ編みレースが ふわふわと広がり軽やかです マルタ十字✠モチーフの無い作品ですが 糸質と雰囲気から マルチーズレースかと推察されます 英国領だったマルタ島の名産工芸： マルチーズレースは絹の宝石と讃えられ 殆どがイギリス王侯貴族や 富裕層に買い上げられ 一般庶民が一生かけて得る 全賃金を注いだとしても 小さなレース一つすら買えない程に 高価だったそうです 英国でもマルタ原産とは異なるシルクで ”ベドフォードシャーマルチーズレース”を 似せて作りましたが 愛国心深き勇士達が用いた マルタ十字✠のモチーフは 敬意からの慎みで 使用しなかったと言われます 傷や破れやほつれは無いようです。 センターの絹生地に 薄いしみ(色変)が２箇所ほど見られます。 お気になさらないかたに…。 ドレスアップ時のお供に。 結婚式の花嫁はもちろん(as something old) 例えば花婿がタキシードの ポケットチーフになさられるのも素敵です。 手の込んだ美しい美術工芸。 ビスクドールや テディベア等のお人形の下にも。 レースを見せながらディスプレイ、 小さなオブジェを飾られるのも楽しい。 お探しの/気に入ってくださったかたに ご愛用戴けましたら嬉しいです✠ 他にもマルチーズレース作品を出品中です 上に置いたドイツの楽隊も 少し手前で出品しております。